松本人志氏の週刊文春への訴えの代理人として、八重洲総合法律事務所から3名の弁護士が選任されていました。
「週刊文春」が2023年12月、松本さんから性的な被害を受けたとする女性2人の証言を掲載。
これに対して松本さんは約5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求める訴えを起こしました。
ですが、2024年11月に訴えを取り下げたのです。
この訴訟取り下げまでの道のりで、
松本人志さんの取り下げは弁護士が原因なの?
中心的な役割を果たした松本人志さんの弁護士チームの評判は?
について詳しく解説します。
松本人志弁護士チーム:八重洲総合法律事務所とは
ではまず、松本人志さんの弁護士3人が所属する八重洲総合法律事務所について見ていきましょう。
場所は東京駅駅前のこちらの地図にありますが、八重洲側ですね。
八重洲総合法律事務所は東京都中央区八重洲に本拠を構える法律事務所です。
企業法務から民事事件まで幅広い分野を手がけていますが、特にエンターテインメント関連の案件でも実績を重ねています。
所属弁護士数は2024年時点で50名を超え、大規模事務所として知られています。
顧客企業の利益を最優先に考える実務的なアプローチと、メディア対応の経験値の高さが特徴と高い評価を得ています。
松本人志さんの訴訟取り下げについても、八重洲総合法律事務所から文書が発表されました。
松本人志の3人の弁護士プロフィール
では、松本人志さんの3人の弁護人について詳しく見ていきましょう。
田代政弘弁護士
田代政弘弁護士 | |
---|---|
生誕 | 1967年1月 |
出身校 | 早稲田大学社会科学部 |
職業 | 検察官 弁護士 税理士 |
今回の代理人チームの筆頭を務める田代政弘弁護士は、八重洲総合法律事務所の代表的な存在です。
企業法務、特に名誉毀損やプライバシー侵害などのメディア関連事件を多く手がけてきました。
大手企業や著名人の代理人としても豊富な実績があります。
訴訟対応だけでなく、危機管理の観点からのアドバイスにも定評があります。
検察官、しかも特捜部での勤務経験もあるということで、凄腕の弁護士さんだと思います。
ただ東京地方検察庁特捜部務の際、容疑者の捜査報告書に虚偽の記載をしたとして、告発されています。
不起訴にはなりましたが、懲戒処分となり、検察官を辞職しています。
そして弁護士になった「ヤメ検」ということですね。
ただ弁護士としての能力は極めて高いと弁護士の間でも評価が高いようです。
田代氏のフィー(弁護士費用)はわかりませんが、5億円の訴訟物(請求)だから、松本氏は何千万円のフィーを払って訴訟をやる。私にはそれだけの価値がある訴訟とは到底思えないけど、優れた弁護士である田代氏をつけて一矢報いたい。そういう松本氏なりの意地があると見ています。
ベリーベスト法律事務所 日笠真木哉弁護士
ただ今回の松本人志さんの件で田代政弘弁護士は、性被害を訴えているA子氏に関して強引な行動をとり、問題となりました。
文春の報道によると、田代弁護士は探偵を使ってA子氏を尾行させました。
さらにA子氏の相談を受けていた中村信雄弁護士に対してという脅迫まがいの発言をしたとされています。
これに対して、田代弁護士は、探偵のことは松本人志さんの了承を得ていたと発言。
こういった行動は、松本さんの名誉回復をむしろ遠ざけることになるのではという指摘もありました。
松本人志さんが訴訟を取り下げたことは、実質的には敗訴だという声が多いです。
そうすると、弁護士の進め方に原因があったのかもしれません。
栗原正晴弁護士
栗原正晴弁護士 | |
---|---|
生誕 | 1974年(昭和49年)? |
出身校 | 中央大学法学部卒業 |
栗原正晴弁護士は、メディア対応のスペシャリストとして知られます。
報道被害やSNSトラブルなど、デジタル時代特有の法的問題に精通しています。
企業や個人のレピュテーション管理に関する豊富な経験を持ち、裁判外の交渉でも高い解決実績を誇ります。
今回の松本人志さんの案件でも、メディアとの調整役として重要な役割を果たしました。
桶谷侑平弁護士
桶谷侑平弁護士 | |
---|---|
生誕 | 1993年(平成5年)? |
出身校 | 慶應義塾大学経済学部、中央大学法科大学院 |
チームの若手実力派として知られる桶谷侑平弁護士は、デジタルメディアに関する法務に強みを持っています。
SNSやインターネット上の権利侵害案件を多く手がけており、最新のメディア環境に対応した法的アプローチを得意としています。
今回の松本人志さんの案件でも、オンライン上の情報管理について重要な役割を担いました。
松本人志の訴訟での代理人チームの役割
松本人志さんの案件においては、3名の弁護士による多角的なアプローチがなされたのが特徴です。
田代弁護士が全体の指揮を執り、栗原弁護士がメディア対応を担当し、桶谷弁護士がデジタル関連の対応を行うという役割分担で臨みました。
それぞれの専門性を活かした総合的な法的サポートを提供することで、迅速な問題解決を目指しました。
さらに訴訟活動と並行して、関係者との協議を重ねる慎重な交渉を展開しました。
特に、報道機関への対応では、事実関係の確認と法的観点からの検討を丁寧に行い、双方にとって建設的な解決策を模索しました。
2024年11月の訴訟取り下げは、この緻密な対応の結果ということなのでしょう。
松本人志の復帰と3人の弁護士【まとめ】
吉本興業は松本氏の活動再開について「関係各所と相談の上、決まり次第お知らせ」としています。
今回の代理人チームは、活動再開に向けて法的リスク管理の面からサポートを継続する見込みです。
特に各テレビ局との調整や、SNSでの情報発信に関する助言など、慎重な対応が必要となるでしょう。
松本人志さんは今後も3名の弁護士による万全の法的支援体制のもとで復帰への道を進めていくことでしょう。
M-1グランプリの審査員復帰を含めた芸能活動の再開に向けて、着実に準備を進めていくものと見られます。
*松本人志さんは一体何をしたかったのでしょうか?こちらの記事もご覧ください。
*お笑いタレントもいろいろ。夫婦仲の良いバカリズムさんのお嫁さんの本屋さんについてはこちらの記事もご覧ください。