神戸学院大学の上脇博之教授は法廷でも記者会見でも頭からバンダナを外しません。
ついに斎藤元彦兵庫県知事とPR会社代表を公職選挙法違反の疑いで刑事告発し、注目が集まっています。
自民党裏金疑惑でも注目をあびた「バンダナ教授」ですが、バンダナの理由は何なのでしょうか?
この記事では、
上脇博之教授のバンダナの理由は?
について詳しくさぐっていきます。
上脇博之バンダナ教授のプロフィール:鹿児島から政治資金追及者へ
上脇教授は、1958年、鹿児島県霧島市(当時の姶良郡隼人町)で生まれました。
加治木高校を卒業後、関西大学法学部へ進学しました。
神戸大学大学院で博士号を取得し、北九州大学教授などを経て、2004年から神戸学院大学で教鞭をとる法学者です。
政治とカネの問題に取り組むきっかけとなったのは、特攻隊員として生還した叔父の存在でした。
「戦時中、若者の命が政治によって軽々しく扱われた」
という思いが、現代の政治資金問題への執着につながっています。
上脇博之教授の行動にはこのような深い考えがあったということですね。
バンダナ教授・上脇博之のバンダナの理由:安全か見た目か?
神戸学院大学の上脇博之教授は、法廷でも記者会見でも、頭からバンダナを外すことがありません。
実はそのトレードマークには、深い理由が隠されています。
身の安全を確保するため
どうやら、バンダナを外した時に、上脇博之教授だと気づかれないようにするためのトレードマークのようです。
「バンダナは目立つ分だけ、他の格好をするとすごく分かりにくくなるんです」
と上脇教授は説明します。
政治資金問題の追及者として、時に危険と隣り合わせの活動を続けるなかで編み出した知恵でした。
弁護士仲間からは
「記者会見後、新幹線のホームでは一番前に立たないように」
と注意を受けることもあるほど、危険が迫ることもあるようです。
そのため外出時には帽子を被り、バンダナ姿との使い分けを心がけているといいます。
この画像のようにバンダナをしていなければ、上脇教授だと気づかない人が多いということですね。
バンダナは自分を守るための工夫だったわけです。
ちょっとこわいですね。
やけどや皮膚疾患を隠すため?
また、上脇博之教授がバンダナをつけている別の理由があるとも言われています。
それは、やけどや皮膚の疾患を隠すためという説です。
ですが教授本人が、身の危険を避けるためだと言っているので、それが本当の理由なのでしょう。
このようにバンダナは単なるファッションではなく、深い理由のあるアイテムであることは確かなようです。
*こちらが上脇教授のバンダナに似ています!
上脇博之教授の刑事告発の歴史
ではここから、上脇博之バンダナ教授の活動の歴史についてたどってみたいと思います。
政治資金オンブズマンの20年
上脇博之教授は2002年、弁護士の阪口徳雄氏とともに「政治資金オンブズマン」を設立しました。
以来、政治とカネの問題を追及し続けています。
「とにかく、もう1人でもいいので、きばらにゃいかん」
そう自分に言い聞かせながら、バンダナ教授は20年以上にわたって活動を続けてきました。
情報公開請求を武器に、政治資金収支報告書の細かな突き合わせ作業を行い、不正の痕跡を見つけ出す手法が特徴。
この手法は、多くのジャーナリストからも注目されています。
「アベノマスク」や自民党裏金疑惑で成果
上脇博之教授は、新型コロナウイルス対策として配布された「アベノマスク」の納入価格開示を求めた裁判を起こしています。
そこで国に対して開示を命じる判決を勝ち取りました。
また、黒川弘務元東京高検検事長の定年延長問題では、その背景にある文書の開示を実現させています。
2023年には自民党の政治資金パーティーを通じた裏金疑惑を告発。
5つの派閥による約4000万円の過少記載を明らかにし、大きな社会問題へと発展させました。
そこから、石破茂内閣が成立したという流れになりますね。
斎藤元彦知事告発の真相
さらにバンダナ教授は2024年12月、兵庫県の斎藤元彦知事とPR会社代表・折田楓氏を公職選挙法違反の疑いで刑事告発しました。
地元の兵庫県にかかわる問題ですし、上脇博之教授が見過ごすはずはなかったのでしょう。
上脇教授は、選挙運動に関わる広報全般の企画・立案の報酬として71万5000円を支払った問題について、買収の疑いがあると指摘しています。
*折田楓さんと斎藤元彦氏についてはこちらの記事をご覧ください。
上脇博之教授のバンダナの理由は身を守るため!【まとめ】
数々の刑事告発で政治の闇を追求しようとしてきた「バンダナ教授」こと上脇博之氏。
それくらい危険な活動をしているということのようですね。
これからの上脇博之教授の活動にも注目したいと思います。
*斎藤元彦氏についてはこちらの記事をご覧ください。