最近「コメ泥棒」がニュースで注目されていますが、犯人はどういった人なんでしょうか?
特に秋の収穫シーズンには、米の盗難が増加しており、多くの農家が大きな被害を受けています。
この記事では、実際の農家の体験談や犯人像、そして被害を防ぐための対策について解説します。
私たちの大切なお米はきちんと流通されてほしいですよね。
コメ泥棒の現状と被害:犯人は土地勘がある人?
お米の盗難被害が急増中
ここ数年、米の盗難被害が急増しており、特に地方の農村地帯で被害が目立っています。
秋は収穫期であり、農家が多忙な中で目を離した隙に犯行が行われるケースが多いです。
広い水田を四六時中監視するのは難しそうですよね。
被害額は数十万円にも及び、農家にとっては大打撃です。
せっかく作ってくださったお米が、私たちのところに販売されないなんて、農家の方にも消費者にも納得できないことです。
犯人は地域に詳しい人物である可能性が高く、農家の間では「誰が犯人なのか」と疑心暗鬼になることも少なくありません。
防犯カメラの犯人はどんな人?コメ泥棒にあった農家の体験談
ある農家の男性は、夜中に盗難の被害にあいました。
早朝、いつも通りに田んぼを見に行ったところ、収穫したばかりの米がすべて消えていたのです。
「一生懸命育てた米が一瞬で奪われるなんて…」
泥棒は、収穫した米をトラックで持ち去る手口を使い、防犯カメラの映像では暗闇の中で素早く行動していたことが確認されました。
他にも、近隣の農家も同様の被害を受けており、被害者同士で情報を共有することが増えています。
不審なトラックを見かけたら、注意したいですね。
コメ泥棒はどんな人?犯行の手口からさぐる
コメ泥棒は近隣の人?
犯行を行っているのは、農業の知識を持つ者や地元に詳しい人物であることが多いと言われています。
犯人は夜間や早朝に活動し、監視が行き届いていないタイミングを狙って犯行に及びます。
また、収穫期を熟知しているため、収穫直後の米がまだ外に置かれているタイミングを狙うケースが多いです。
トラックなどを使い、短時間で大量の米を運び去るのが一般的な手口です。
やはり、近隣地域に住んでいるのでしょうか。
考えると疑心暗鬼になっていまいそうでコワいですね。
トラックを用意までしているようなので、ナンバーから正体が見つかることを願います。
逮捕されたコメ泥棒:不法就労外国人だったことも
2021年のことですが、埼玉県で不法就労していたベトナム人が逮捕されたこともありました。
いろいろ事情はあったのでしょうが、転売目的だったようです。
お米農家の方の被害は本当につらかったと思います。
久喜市の農家からコメ約180キロを盗んだとして、県警捜査3課と春日部署は19日、窃盗と建造物侵入の疑いで、草加市稲荷5丁目、ベトナム国籍の飲食店従業員の男(39)=入管難民法違反罪で起訴=を再逮捕した。
県内では昨年2月ごろから、春日部市や幸手市、行田市など県北東部でコメが盗まれる被害が相談も含めて約100件発生。男の関係先などから空のコメ袋が約300枚見つかっており、県警は関連を調べる。
再逮捕容疑は6月12日午前0時27分ごろから午前3時半ごろにかけて、久喜市菖蒲町の農家作業場に侵入し、冷蔵庫内からコメ6袋(重さ約180キロ、計4万8千円相当)を盗んだ疑い。「私は分からない」と容疑を否認しているという。
同課によると、男は同日昼ごろ、コメ3袋を持って県内の無人精米所を訪れていた。自宅や車、使用していた越谷市内のコンテナボックスからは空のコメ袋約300枚が見つかった。
昨年12月1日、春日部市内でコメが盗まれそうになる事件があり、周辺の防犯カメラの解析や、使われたとみられる車の捜査などから、男の関与が浮上。県警は今年6月22日、入管難民法違反(不法残留)容疑で逮捕し、余罪を調べていた。
男は捜査員の間で「令和のコメ泥棒」と呼ばれていたという。県警は、自分で食べるには量が多いことなどから、転売目的の可能性があるとみて調べる。
https://www.saitama-np.co.jp/articles/9111/postDetailより
コメ泥棒への防犯対策は?
コメ泥棒の被害を防ぐために、農家は様々な対策を講じています。
例えば、防犯カメラの設置やセンサーライトの導入が一般的です。
また、近隣農家との連携も重要で、情報を共有し合うことで不審者の出没情報を素早くキャッチできます。
さらに、農家同士で見回りを行うなどの自衛策も効果的です。
一般の人たちも警察と連携し、不審な人物や車両を見かけた際には、すぐに通報することも大切です。
皆で大切なお米を守りたいですね。
【まとめ】コメ泥棒は農業に詳しい近隣の人?
「コメ泥棒」の被害は年々深刻化しており、農家を守るための対策が急がれます。
コメ泥棒によって、農家は経済的な打撃を受けるだけでなく、精神的なストレスも大きくなっています。
農業は手間と時間をかけて作物を育てる作業であり、それが盗まれることは大きなショックです。
農家や地域住民が一丸となり、防犯意識を高めていくことで、被害を減らすことが期待されます。
地域の農家をサポートし、大切な収穫物が守られるように協力していきたいですよね。
不審者や不審な車をみかけたら、警察に通報してほしいと、JAも告知しています。