株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の取締役会長として知られる南場智子氏。
横浜DeNAベイスターズのオーナーや、女性初の日本経済団体連合会副会長としても活躍しています。
優しい雰囲気ですが大変に優秀で実行力のある方ですよね。
2020年には女性初の日本プロ野球オーナー会議議長にも就任し、ビジネス界で輝かしい実績を残し続けています。
この記事では、南場智子氏の家族構成や、これまでの人生における父親や夫との関係性を深ぼりしていきます。
若い頃のアイドルのようにかわいらしかった画像もご覧ください。
南場智子の実家の家族構成:厳格な父と天使のような母
南場智子氏は1962年、新潟県の石油卸売業を営む実業家の家庭に生まれました。
父親は非常に厳格な教育方針を持ち、娘に対して絶対的な態度で接していました。
「父に対してノーと言うことは決してできませんでした」
と南場氏は当時を振り返っています。
一方、母親は天使のように優しい方だったそうです。
いつも南場さんの気持ちをくんでくれました。
南場さんは父親の指定した寮のある女子大、津田塾大学に進学しました。
津田梅子が1900年に創設した、名門女子大学ですね。
ですが、南場氏はその環境でも自分を見失うことなく、むしろ逆境をバネに成長していきました。
大学4年次には成績1位に与えられる奨学金を獲得し、アメリカのブリンマー大学への留学を実現。
父親の厳しさの中で培った努力家の精神と負けず嫌いな性格が、その後のキャリアの原動力となっていきました。
そして、1986年にマッキンゼーに就職します。
アメリカに拠点をおくコンサルティング会社で、きわめて優秀でないと採用されないことで有名です。
*南場智子さんの若い頃の画像はこちらの記事でたっぷりご紹介しています!
南場智子の夫・紺屋勝成との出会いから死別まで
南場智子さんの結婚相手は、マッキンゼー時代の同僚だった紺屋勝成氏です。
2人はお互いのキャリアを尊重し合う関係でした。
紺屋氏はUSENの取締役を務め、1996年頃にはマッキンゼーからベンチャー企業に転職しました。
インターネットの可能性に気づき、夫婦ともに仕事に打ち込む日々を送っていました。
南場智子さんもマッキンゼーを退職し、ハーバード・ビジネススクールに留学。
1999年には株式会社ディー・エヌ・エー設立、代表取締役社長に就任し、さらに高みを目指しました。
ですが2011年、夫の紺屋氏にがんが発見されます。
すでにステージ4bという深刻な状態でした。
南場氏は迷うことなくDeNAの社長職を退任し、夫の看病に専念する決断を下しました。
それまでの仕事中心の生活から、夫婦の時間を大切にする日々への大きな転換点となりました。
闘病生活は厳しいものでしたが、それまで仕事一筋だった南場氏にとって、夫との時間を大切にできた貴重な期間となりました。
亡くなる2か月前に2人で東京ドームでDeNA戦を見たほど、紺屋勝成さんは野球ファンだったそうです。
きっと2024年のDeNAベイスターズ日本一はご夫婦にとって嬉しい出来事なのでしょうね。
残念ながら2016年12月7日、紺屋氏は53歳という若さで他界。
夫婦二人三脚で歩んできた人生に一つの区切りが付けられることになりました。
南場智子に子供がいない理由と現在の家族構成
南場氏には子供がいません。
DeNA創業前のマッキンゼー時代から、朝4時、5時の帰宅が当たり前で、睡眠時間は2、3時間という激務の日々を送っていました。
夫の紺屋氏も同様に仕事中心の生活を送っいたので、大変に多忙なご夫婦だったということですね。
2人のキャリアへの情熱と、仕事に多くの時間を注ぐことを選択した結果、子供を持つ選択肢が後回しになったのかもしれません。
ですが南場智子氏は、
「社会に貢献する別の形がある」
と考え、教育支援活動などにも力を入れています。
次の世代にも大きな影響を与えている女性実業家なのは間違いありません。
賀県の小学校教育支援やIT教育の重要性を訴えかけるなど、次世代の育成にも熱心に取り組んでいます。
南場智子氏の現在の家族構成はどうなっているでしょうか。
夫亡きあとは、愛犬の「さくら」との生活を送っています。
愛犬家として知られる南場氏は、さくらとの暮らしの中で、新たな家族の形を見出しているようです。
仕事に打ち込みながらも、愛犬との時間を大切にする生活を送っています。
南場智子が語る家族観
夫の看病を通じて、家族との時間の大切さを実感したという南場氏。
『不格好経営』という著書の中でも、仕事と家族のバランスについて率直な思いを語っています。
現在は、仕事への情熱を持ちながらも、プライベートな時間も大切にするバランス感覚を持っています。
そして、若い世代に向けて、キャリアも大切だけれど、人生における家族の存在の重要性も伝えています。
家族との時間を大切にしながら、社会貢献を続ける南場氏の姿は、多くの人々に影響を与え続けていますよね。
現在の日本社会での、女性起業家のシンボル的な存在になっています。
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南場智子の家族構成|まとめ
南場智子氏の家族構成について見てきました。
新潟出身で、とても厳しい父親と天使のように優しい母親のもとで育ちました。
父の厳しさに反発するようにキャリアを積み上げた南場氏は、同僚の紺屋勝成氏と結婚。
お互いに仕事に情熱をもって邁進しましたが、夫は若くして他界されてしまいました。
その後、南場氏は、自分が創業したDeNAをさらに拡大。
2024年にはDeNAベイスターズが日本一となって大変に盛り上がりました。
南場氏の現在の家族は、愛犬の「さくら」だそうです。
お子さんがいない南場氏ですが、次世代の育成に熱心に取り組んでいます。
*南場智子の総資産についても気になりませんか?こちらの記事もご覧ください。