楳図かずおの自宅はどこ?「まことちゃんハウス」には住んでいないの?

「漂流教室」「まことちゃん」などで知られる漫画家・楳図かずおさんが2024年10月28日、88歳で亡くなりました。

楳図さんといえば、赤と白のボーダー柄の服装がトレードマークでしたが、それは自宅にも反映されていました。

ただ「まことちゃんハウス」と呼ばれる赤白ストライプの建物は、2007年に近隣住民との訴訟にまで発展。

裁判は楳図さん側が勝訴したものの、その後、引っ越してしまったのでした。

では、

楳図かずおさんの自宅はどこだったのでしょうか?

この記事では、その不思議な「まことちゃんハウス」についても解説します。

楳図かずおの旧自宅「まことちゃんハウス」とは

吉祥寺南町に位置する「まことちゃんハウス」は、その特徴的な外観で多くの人の目を引きます。

外壁全体に施された赤と白のボーダーは、まるで巨大な楳図さんのトレードマークのようです。

建物の高さは一般的な住宅と変わりませんが、その独特の配色により存在感は抜群です。

楳図さんが赤と白のボーダーを好んだ理由は、子供の頃に読んだ手塚治虫の「新宝島」に登場する海賊の服装からの影響だと語っていました。

地域の中で異彩を放つ外観は、次第に吉祥寺の新たなランドマークとして認知されるようになりました。

観光客の写真スポットとしても人気を集めています。

楳図かずおの自宅はどこ?

では楳図かずおさんは「まことちゃんハウス」ではなくどこに住んでいらしたのでしょうか?

どうやらマンションに住んでいたという情報が見つかりました。

ですが詳細は分かりません。

「まことちゃんハウス」のある吉祥寺エリアが気に入っていたのなら、その周辺なのだと思われます。

Xでも、吉祥寺で、赤と白のストライプの服を着た楳図かずおさんを見かけたという投稿がたくさん流れていました。

さっき駅前で楳図かずお先生を見かけた、今日の服は横縞ではなく縦縞だった。

赤と白の縦じまの服は特注だったのかもしれませんね。

昼間、吉祥寺で楳図かずお先生を見かけた。で、思い出したんだけど、昔、少年マガジンで漫画原作にチャレンジしたことがあり、吉祥寺のカフェで編集者とストーリーやキャラを相談してたら、隣のテーブルに楳図先生が座って超やりづらかった。

「吉祥寺を歩けば楳図かずおに当たる」と言われるほど、街に溶け込んでいたようです。

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まことちゃんハウスの場所と特徴

では、楳図かずおさんのシンボル的な「まことちゃんハウス」について解説していきましょう。

「まことちゃんハウス」はどこにあるの?

「まことちゃんハウス」はJR吉祥寺駅の南口から徒歩約5分という好立地に位置しています。

駅前の喧騒を抜けると、閑静な住宅街が広がり、その中にひときわ目立つ赤と白のストライプの建物が見えてきます。

窓枠にはまことちゃんのイラストが飾られています。

内装は各部屋で異なる色使いが特徴的で、緑の玄関ホール、白のリビング、黄色の寝室、青の書庫など、まるで絵本の中の世界のような空間構成になっています。

当初は物議を醸した外観も、時間の経過とともに地域に溶け込み、今では吉祥寺を特徴づける建築物の一つとなっているようです。

裁判沙汰になった奇抜な建築デザイン

2007年、楳図さんが自宅の改築を計画した際は、この派手な外観デザインが近隣住民との摩擦を生みました。

住宅街の静謐な雰囲気を壊すというといことで、地域コミュニティを二分する問題へと発展していきました。

近隣住民2名が「景観を損ねる」として建設差し止めの仮処分を申請したのです。

2009年1月、東京地裁は「周囲の目を引くが、景観の調和を乱すとまでは認められない」として住民側の請求を棄却しました。

つまり、楳図かずおさんが勝訴したのです。

ですがこの一連のトラブルにより、楳図さんは建物を離れることを決意されました。

やはり居づらくなりますよね。

楳図かずおの「まことちゃんハウス」の現状

訴訟の後、楳図さんは近隣のマンションへ引っ越されました。

ですから、「まことちゃんハウス」の建物は日常的にいは使われなくなります。

一時期は管理が行き届かず、廃墟のような状態になったとの噂も聞かれました。

そのため、近隣住民からの要望を受け、定期的な清掃や管理が行われるようになりました。

周辺の人にとっては、やはり気になる存在だということですよね。

現在は以前のような管理不足の状態は解消されています。

建物は今でも多くの観光客やマンガファンが訪れる人気スポットとなっています。

SNSでの投稿も多く、若い世代にも注目される建築物として、新たな価値を見出されています。

吉祥寺は若者に人気の町ですので、そこのシンボル的な建物ということですね。

楳図かずおの自宅はどこ?|まとめ

2024年10月に88歳で亡くなった楳図かずおさん。

彼が吉祥寺に残した「まことちゃんハウス」は、今も街のランドマークとして多くの人々の注目を集めています。

ですが、ご自宅はおそらく吉祥寺のマンションのようでした。

お亡くなりになったことをきっかけに、「まことちゃんハウス」詣でをする人が増えるような気がしますね。

楳図かずおさんの漫画はこれからも読まれ続けるでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

citrinehappy